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カランメソッドとは?効果やメリットデメリットを解説

カランメソッドとは

カランメソッドというのは、もともとイギリス生まれのロビン・カラン氏によって考案された英語学習方法です。ロビン氏は英語教師としてイタリアで働いていましたが、現地での授業方法に疑問を持ち、自ら研究を重ね開発した方法なのです。

従来の英語学習よりも、迅速に、効率的に英語を習得できるとして、現在では日本でもオンライン英会話スクールも存在しているほど浸透している英会話学習です。カランメソッドは、簡単に言うと徹底反復型の練習で英会話力を身につける方法です。正しい英文法や発音での英会話力を、体系的なトライアンドエラーを繰り返すことに重点を置いています。

授業内容は、講師から次々と投げかけられる質問に対して生徒はどんどん答えていきます。答えの中に間違った文法や発音があれば講師がその場ですぐに指摘し、生徒が修正します。講師は通常の英会話よりも早口で話すため、高いレベルの集中力が必要となります。

また、次々と質問が投げかけられるため、ゆっくり考えている時間はなく、瞬時に答える必要があります。通常の英会話では、英語で聞いた質問を頭の中で日本語に置き換え、それに対する答えをまた英語に置き換えて回答します。

しかし、カランメソッドはスピード感があり、日本語に置き換えるという手順が自然と排除され、英語で聞いたものをそのまま英語で返すという瞬発力が身につきます。とにかく量をこなすことで、英語力をつけるというのがカランメソッドです。

カランメソッドの効果

カランメソッドは、英語が4倍早く学べるとも言われています。カランメソッドの公式ホームページでは、一般的な学生がケンブリッジ英語検定試験のレベルに達するまでに350時間かかるところ、カランメソッドなら80時間で到達できるとのことです。

しかし、効果に関しては個人差があるため参考程度にとどめておきまししょう。とはいっても、カランメソッドではスピード感あふれる授業で英語脳が鍛えられることは期待できます。聞いた英語を理解し、回答するには十分な内容となっています。

カランメソッドのやり方は?

カランメソッドにはテキストがあり、講師はそのテキストに沿って授業を進めていきます。まず、講師が早口で同じ質問を2回行います。2回繰り返されるので1回で聞き取れない場合でも、しっかりと理解することができます。集中していないと聞き漏らしてしまうため、非常に高い集中力が必要となります。

次に、講師が質問にたいする回答の冒頭部分だけを教えてくれます。これにより、生徒は瞬時に回答することが促されます。とにかく答えようとすると、文法や発音などが間違ってしまうことは普通のことです。そういったときには講師がその場で間違えを指摘し、訂正してくれますので安心してください。

間違えを気にせず、まずは会話のテンポを楽しみながら行うのがポイントです。難易度は初心者レベルから12段階あります。そのため自分にあったレベルの授業を受けることができます。

カランメソッドのメリット・デメリット

カランメソッドのメリットとしては、英会話の瞬発力が上がること、正しい文法と発音が身につくこと、文章で答えることができるようになることが挙げられます。そのため、話す量が圧倒的に多いのでとにかくアウトプットしたいという人には向いています。

反対にデメリットとしては、いきなりスピーディなやりとりが求められるため初心者には難易度が高い場合もあります。また、イギリス英語が基本なのであまりなじみがないという人もいるかもしれません。省略形で答えなければならないなどのルールがあるので、慣れるまでは少し戸惑うこと可能性もあります。

いずれにしても、回数を進めていくうちにレベルが上がって英語脳が鍛えられていくので、テンポの良い会話を楽しみながら英会話を学ぶことができます。