子どもの英語学習は親の心構えと環境が大事!
日本人の英語習得率はまだまだ低い状況で、ますます広がっていくグローバル社会で生き残っていくためにも、英語の学習を必須と考える親御さんは多いはずです。
ですが、英語の習得は簡単ではありません。子供が他の遊びに夢中になっている時、機嫌が良くない時、眠い時など、タイミングが合わないとなかなか子供は乗ってくれません。子供をよく観察して、気分が乗りそうな時を逃さないようにしましょう。
今回は、子どもに英語への興味を持たせるために親ができることをご紹介します。
子どもに英語を学ぶメリットは伝わらない
英語を学ぶ「未来のメリット」は、英語が分かると将来役立つ・就職に困らないなど、「英語を学ぶための目的や動機」にあたるところです。
英語を学ぶ本質的な部分なので子供に上手に伝えられればいいのですが、小さな子供になればなるほど、この「未来のメリット」をきちんと理解してもらうのは難しくなります。
また、「未来のメリット」を上手く伝えられたとしても、子供は「未来のメリット」だけをモチベーションに英語を頑張り続けることはほぼ不可能です。
英語の重要性を十分理解しているはずの大人でも、継続して英語を勉強するのは難しいです。
英語学習では親が考えるメリットを子どもに押し付けないように注意しましょう。
子どもに英語への興味を持たせる方法
CD&DVDを流す習慣をつける
あたりまえですが、たいていの子どもは勉強が嫌いです。どんなに好きなことでも勉強だと思ったとたんやる気をなくしてしまうことも珍しくありません。
また、大人と違って集中力もないので、英語を身に着けてもらうためには「楽しんでもらう」ことが何より重要になります。
子供の頃はいろいろな事を吸収して大人になります。この時期にやるべき事は、たとえばDVDやCDが教材など、決められた時間に流しっぱなしにしておくこと。
子供が聞いてなくても構いません。重要なのは親だけは興味をもって続けている様子を見せておくのです。
どれだけ忙しくても毎日の生活の中で、たとえ5分だけDVDやCDの前で一緒に過ごしてあげるとよいでしょう。子供は親が続けていることは、必要なことだと本能で判断するので、必ず英語に興味を持ち始めます。
音楽で興味を持たせる
日々の習慣の中に英語フレーズや音楽をタイミングよく取り入れるのもおすすめです。例えば、おやつを食べる時にかける曲、車の中で聞く曲など、タイミングを決めて流すと、楽しい時にいつも流れてる曲だと親しみを感じるようになります。
きっかけはなんでもかまいません。タイミングをうまく利用して、英語に楽しいイメージをつけてあげることが大切です。
子どもが英語を勉強しようと思えるかどうかって、「英語が将来役立つから」よりも「英語が楽しいから」と思えるかどうかにかかっていると思います。
英語習得には継続が必要なのは大人も子どもも一緒だけど、子供は理屈より感情で興味を持たないとダメなのです。
嫌いになってしまうと、一生英語を勉強してくれなくなるかもしれないので、まずは英語に興味を持ってもらうところからスタートしましょう。
おわりに
英語の勉強は楽しいだけではありません。部活や習い事とおなじように、苦しい練習にも耐えていく必要があります。
とくに中学以降は、楽しいだけではすまなくなります。それでも子どもが勉強を続けられるかどうかは、ひとえに、子ども自身のモチベーションにかかっています。
だからこそ、子どもにモチベーションを持つきっかけを与えてあげることができたなら、それは家庭でできる英語教育において、いちばんの成功といえるでしょう。何がきっかけとなるかは、子ども次第です。
ですが、それを分かってあげられるのは親である皆さんだけなのです。
そのために、子どもの変化に気づき、子どもの気持ちを理解してあげられるように準備をしておきましょう。
まずは親自身が好きなことを、子どもと共有したりしてみてください。また、子どもが何かできたときは、いっぱい褒めてあげてください。